本と生活

スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』2019/11/1発売予定

若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著!
人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ!

 

 

 

岸 政彦(社会学者)、林 雄司(「デイリーポータルZ」編集長)推薦!!

 

 

 

 

目次

まえがき


第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人

東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた
あなたの知らない「昼スナック」の世界
銭湯の鏡に広告を出した話


第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店

芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く
71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位
本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい
東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く
廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた


第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅

“たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅
六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる
三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう
瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記
ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ


第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査

スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー
「お鍋キュー」のひそかな楽しみ
カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証
「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか


第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒

大阪の瓶ビールはどこまで安い?
大人の休日、動物園飲み
見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ
野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く
店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒


第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策

誰も知らないマイ史跡めぐり
チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる
としまえんに行ったけど入れなかった人のために
ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために
終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる
名前のないラーメンを探して


あとがき

 

スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』2019/11/1発売予定

ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。 スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。 その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。 正直、羨ましい。 とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。 これが生活史だ。ー 岸 政彦

検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる。ー 林 雄司

スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』2019/11/1発売予定

深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと

スズキナオ

2019年11月1日発売

本体1,720円+税
四六判並変形  324頁

ISBN:978-4-909048-06-6 C0095

スズキナオ

1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。

パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。

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